近澤優 展「鼓動」2014年3月14日(金) - 2013年3月26日(水)

 

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gallery near【開催中の展示】gallery near selection 2014年9月22日(月) - 9月30日(火)gallery near 【 取り扱い作品 】


Press release

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近澤優 展「鼓動」

期間:2014年3月14日(金) - 2014年3月26日(水) *3月20日(木)は休廊
開廊時間:12:00-22:00(最終日は17時まで)
会場:gallery near

2014年3月14日(金)から3月26日(水)までの12日間、gallery nearにて、近澤 優 展「鼓動」を開催いたします。
近澤は、大阪成蹊大学の芸術学部にて日本画を専攻し、在籍時から様々なグループ展に出展するなど意欲的に活動してまいりました。卒業後はニュージーランドへ短期留学し、現地のグループ展に出展、帰国後も京展などの公募展や、ニューヨークでのグループ展に出展するなど、国内外問わず精力的に活動し、様々な展示経験を積んでまいりました。近年では日本画の素材を用いながらもライブペインターとしてのイベント出演や、東映が制作するドラマのセットの一部に作品を提供するなど、多方面でも話題を呼び、徐々に活躍の幅を広げつつあります。

近澤は、【日本の文化(思想、技術、技法、雰囲気、愛)をさらに発展的な形で後世に残していきたい。 平成に生まれた作品として。】とステイトメントで述べるように、胡粉、箔、墨、日本画水干絵具などの日本画材を主に使用しつつも、洋画顔料やアクリルメディウム、アクリル絵具などを用いて描いております。伝統的な日本画の技法を踏襲しながらも既存の素材や技法のみに囚われることなく、独自の表現を追求する姿勢は、画材のみならず画面上にも表れており、錆び付いた様な風合いを醸すもの、メタリックな艶めきを放つもの、溶け出すような妖しさを内包するものなど、様々な印象を与える表現は、他に類を見ない質感に溢れております。近作では、胡粉を盛り上げ、定着させることで平面からボコボコと浮き出たマチエールを意図的に生みだし、画面を立体的に見せた作品が登場しております。近澤は、モチーフに息吹を与えるかの如く平面から浮き出させることで、今にも画面から飛び出しそうなモチーフたちの姿から、生命の息吹を感じる事の出来る画面を表出しております。

近澤が描く画面の特徴は、何と言ってもそのスケールの大きさ、迫力のあるモチーフの佇まいであります。様々な素材を用いて描かれる画面は、前述したように様々な印象を受けつつも、佇むモチーフたちは生命力に溢れ、力強さと躍動感に満ちあふれております。画面上には象やサイ、馬、牛といった比較的大きな動物達が表れておりますが、タイトルにはそのものを示す表記は無く、近澤自身が持つモチーフに対してのイメージや心象を重ね合わせて考えられた言葉が用いられております。「胎動」(2012)では、1.6×1.3mという大きな画面いっぱいに、バッファローがまるで神の使いのような気品に満ちた雰囲気で正面を見据え、全てを見透かすような優しい表情で佇みます。その表情はお腹に子を宿した母のようにも見え、まさに「胎動」を感じて喜びに満ちているようにも感じられます。「疾」(2011)では、馬がその名の通り「疾風」の如く駆けていく様を切り取ったような躍動感に満ちた姿を描いており、いずれの画面にも壮大な自然、大きい動物などが発する巨大なエネルギー、それらを目の当たりにした時の美しさ、驚きを画面から感じとることができる表現を目指し、追求しております。

本展は「鼓動」と題され、過去作を中心に新作を交え、大小様々な作品で構成されます。インターネットが隆盛を極める現代、我々は嘘や欺瞞、虚栄に満ちた世界で生活することに慣れすぎ、様々な情報に流され疲弊していく状況の中で、今最も大事なことは画面上の動物たちのように「素直に生きる」ことなのではないでしょうか。近澤はモチーフたちの気高く勇猛なる姿をストレートに大胆に描くことで、我々が抱く矛盾や人間の愚かささえも受け入れる度量の大きさを、モチーフの姿に照らし合わせ「この世に無駄なものはない」と笑い飛ばしてくれる爽快さを画面から感じさせてくれるのであります。素直に生きることが困難な時代に、我々は古来から生き継いできたモチーフたちの生命力溢れる確かな「鼓動」を聞き、人間の小ささを認識すると共に、素直に生きることの意味にあらためて気付く事が重要なのではないでしょうか。

本展をぜひ、ご高覧くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします。

gallery near 延近 謙


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300×250 mm
アクリル・金泥・墨
2010

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金色
300×250 mm
顔彩・金泥・墨
2010

疾.JPG


1100×900 mm
アクリル・金泥・墨
2011

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とける
2200×800 mm
折り紙・盛上胡粉・水干絵具・岩絵具・墨
2009


■ ARTIST STATEMENT ■

日本の文化(思想、技術、技法、雰囲気、愛)をさらに発展的な形で後世に残していきたい。
平成に生まれた作品として。

素直に生きる
生きているものはすべて美しい
古いもの、時が経ってしまったものだって美しい
どんな思想でもこの世に存在する価値がある
この世に無駄なものはない


■ PROFILE ■

近澤 優| CHIKAZAWA Yu

1986年生まれ 京都府美山町出身
大阪成蹊大学 芸術学部 日本画専攻 卒業

【 主な個展 】

2013 近澤優 個展(Cafe Green / 京都)

【 主なグループ展 】

2013 TAKE OUT ART!アートをお持ち帰りする小作品展 (gallery near / 京都)
    Cafe Green 『Salad』(Cafe Green / 京都)
    CREATER`s market (名古屋)
    天祭一〇八(増上寺 / 東京)
    Cafe Green Selection(Cafe Green / 京都)
    Handmade in Japan Fes(ビッグサイト / 東京)
    100 artists exhibition『artist call YES』 ( ouchi gallery / NY)
    ブロキガ展 グループ展(3F project room / 京都)
    creema gallery`s week グループ展(風蝶庵 / 京都)
2012 京展 (京都市美術館 / 京都)
    fitting room グループ展 (gallery ort project / 京都)
2010 On the street exhibition (Christchurch / NZ)
    In front of Art Centre exhibition 二人展 (Christchurch / NZ)
2009 渡邊恂三一座展 (東京)
    ふれあい絵画展 (ギャラリー風雅 / 大阪)
    大阪成蹊大学 卒業制作展
2008 臥龍桜記念大賞展 (岐阜)
    Art.univ 京都芸術系大学合同展 (キャンパスプラザ / 京都)
    Show Cats (同時代ギャラリー / 京都)
    前田青邨記念大賞展 (岐阜)
    絵画進級制作展 (大学内ブース)
2007 大阪成蹊大学3回生教室展(京都文化博物館)

【 その他 】

2013 洛一楽座 ライブペインターとして参加(向塾 / 京都)
    サムライカフェ&バー 『士心』で作品展示
2012 東映に作品をセットの一部として提供 ドラマ「熱い空気」