白白庵 × gallery near「tokonoma展 -Japanese "TOKONOMA" Style Exhibition-」2013年7月26日(金)ー8月14日(水)

 

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gallery near【開催中の展示】gallery near selection 2014年9月22日(月) - 9月30日(火)gallery near 【 取り扱い作品 】


Press release

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白白庵 × gallery near
「tokonoma展 -Japanese "TOKONOMA" Style Exhibition-

期間:2013年7月26日(金) - 2013年8月14日(水) *8月1日(木)・8月8日(木)は休廊
開廊時間:12:00-22:00(初日・最終日は17:00まで)
会場:gallery near
※7/26(金)はオープニングパーティー開催の為、17:00クローズとさせていただきます。展示のみのご利用・通常のカフェ利用をご希望の方は、16:30までにお越しください。

【オープニングパーティー】
2013年7月26日(金) 18時〜 入場無料 ※要1オーダー(¥500)
出展作家が多数集まる交流会です。フード・ドリンクは、ALL 500円。お気軽にご来場ください。

2013年7月26日(金)から8月14日(水)までの18日間、gallery nearにて、白白庵 × gallery near「tokonoma 展 -Japanese "TOKONOMA" Style Exhibition-」を開催いたします。

本展は、昨年末に惜しまれつつもギャラリー業務を終了し、現在はアートディレクターとして、百貨店での企画展示やアートマネジメントを多く手がける【 neutron(ニュートロン) 】代表、石橋圭吾氏の新たなプロジェクト【 白白庵(ぱくぱくあん) 】と、京都における若手アートの発掘及び発信を目指す【 gallery near 】が、日本の伝統的な美意識「床の間」をテーマに、「しつらえ」という概念をより自由なものとして広く提示する合同企画展となります。

gallery near の壁面に常設されている展示台を「床板」と捉え、壁面に「gallery near」選出の6名の作家の平面作品を展示いたします。それぞれの平面作品の下部(床板)には「白白庵」選出の6名の陶芸作家の作品を、相性やイメージの合う作品同士(平面作品と陶芸作品)を自由に見立て、しつらえ(展示)いたします。また、それらメインのしつらえに加え、会場内の一角及び店内反対側のミニギャラリースペースでは、やはりお互いの作品を上手く対照させながら、その場でお持ち帰りいただける小作品及び陶器の展示、販売をいたします。

現代の感性により生まれた作品を、現代の「床の間」の「しつらえ」として提示することで、陶器と平面作品の組み合わせをお楽しみいただくと共に、過去には日本のどの家屋にも当たり前のように存在した「床の間」を改めて再考し、また、和室のみに存在する「床の間」に限定するものではなく、「床の間」の概念が生み出す「しつらえ」という、個人主体の美の遊び心を認識することのできる場として、現代の住宅事情にも溶け込むような新たな「概念=しつらえ」を発掘する機会となれば幸いです。

日本の住宅事情は、高度経済成長期から西洋建築の波に呑まれ、現在では洋室のみの住居が一般的となりました。畳を敷いた和室は徐々に影を潜め、「床の間」を見かけることが少なくなってから久しく、古来より受け継がれてきた「床の間に美術品を飾る」という意識が失われつつある現状の中、一方で、町屋や古民家などのリノベーションが注目され、日本の古き良き家屋が見直されるようになった昨今、もう一度「床の間」にスポットを当て、現代で活躍する作家の作品同士を見立て、しつらえることを通して、日本が誇る伝統的な美意識を再認識する機会を創出します。

本展をぜひご高覧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

gallery near 延近 謙


【 白白庵 出展作家 】※五十音順

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かのうたかお

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金理有

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篠崎裕美子

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田村一

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津田友子

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船戸あやこ


【 gallery near 出展作家 】※五十音順

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池原悠太

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田中加織

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谷口朋栄

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寺脇扶美

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林葵衣

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宮田彩加


「tokonoma展 -Japanese " TOKONOMA " Style Exhibition -」コンセプト



この展覧会には二つの目的がある。

まずはタイトルの通り、日本において歴史ある「しつらえ」の美意識と、欧米からの輸入概念としての「アート」(現在の日本の美術表現に溶け込み、独自進化しているものとして扱う)を融合させるために、〔near〕のギャラリー空間に象徴的に存在するL字のコーナーにわたる展示台を「床の間」に見立て、壁面には平面(絵画)作品を〔near〕のディレクター・延近氏が選出。それに対する置物としての陶器・オブジェ類を〔白白庵〕主宰・石橋が選出し、最終的には現場でしつらえを完成させる。
これは日本の若い世代にも「しつらえ」という個人主体の美の遊び心を知ってもらいたいと考えるだけでなく、洋の東西を問わず良いと思うもの、美しいものは何らかの見立てによって自由に組み合わせて楽しむことが出来る(許される)と言うメッセージを投げかけたいとの考えである。

もう一つの目的として、京都における世代間の交流・交感が挙げられる。一時期を築いた〔neutron〕を通じて活躍し、今まさに全国各地に活動の幅を広げる平均年齢30歳代~の作家達と、その〔neutron〕が試みた京都における若手アートの発掘及び発信の志を継承し、着々と力を付けている〔near〕に集まる若き作家達(平均年齢20歳代~)が、制作ジャンルを超えて(前者は陶芸作家、後者は平面系作家を選出)エネルギーをぶつけ合い、モチベーションを高め合うことを促進しようとするものである。

会場ではそれぞれ6名づつ選出の作家による1対1(作品は複数の場合あり)の「しつらえ」をギャラリーの最長壁面に沿って6ヶ所設け、緊張感溢れる見せ所とする。
それだけでなく、会場内の一角及び店内反対側のミニギャラリースペースでは、やはりお互いの作品を上手く対照させながら、小作品及び陶器の販売を促進する。

かつて日本人が誇った見立ての美、しつらえの楽しさを、これからの時代にも通用する普遍的で重要な価値観であると確信している。
対峙する作品同士が放つエネルギーの共鳴と反発によって、日本の美術表現の根源に潜む何かを感じることが出来るのではないだろうか。
私もまた、会場でそれを見てみたいと期待するばかりである。

石橋圭吾
白白庵・主宰
有限会社ニュートロン・代表取締役