村上文子 展「ねむる前にきこえる音」2013年1月18日(金) - 2013年1月30日(水)

 

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gallery near【開催中の展示】gallery near selection 2014年9月22日(月) - 9月30日(火)gallery near 【 取り扱い作品 】


Press release

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村上文子 展 「ねむる前にきこえる音」

期間:2013年1月18日(金) - 2013年1月30日(水) *1月24日(木)は休廊
開廊時間:12:00-22:00(最終日は17時まで)
会場:gallery near

2013年1月18日(金)から1月30日(水)までの12日間、gallery nearにて、村上文子 展「ねむる前にきこえる音」を開催いたします。

村上文子は、京都市立芸術大学にて油画を専攻し、2008年から個展開催やグループ展に参加するなど、積極的に作品を発表してまいりました。彼女が描こうとするものは、意識的、無意識的に限らず、自身の現在の感情を代弁するもの(言葉や文章、音楽など)に触れた時、それらから受けたインスピレーションが、彼女の表現手段「線」に変換され、画面に現れます。ある一定の方向へ向かって浮遊しているような線や、奥底の方から力強く天に向かって一斉に沸きだしているかのような線は、まるで「線」そのものが意識を持っているかの如く、画面を縦横無尽に駆け回り、彼女が受けた直感的なイメージがそのまま投影されたように画面に浮かび上がります。

支持体にはキャンバスや紙、布を用い、油彩、アクリル、水彩、顔料インクと使用する素材は多種多様ですが、画面に現れる表現は一貫して「線」であります。その素材の違いから生まれる「線」も、作品によって様々な表情を見せます。昨今では、墨や鉛筆といったシンプルな素材を用いた作品も多く見られ、単純な画面構成である反面、彼女の内面がより複雑に、色濃く描写されるように変化してまいりました。余計な物を一切排除した上で1冊のノートと鉛筆のみを用い、その時の感情、衝動を一気に解放したような作品「Radio」(2012)は、現代社会に抑圧され、鬱積した感情を吐き出すが如く、押し寄せる感情の波を画面にぶつけることで、彼女の内に秘めた圧倒的なエネルギーを昇華しております。

「雨のような譜」という作品タイトルや、「雲と蝶なら信じてる」(不二画廊 / 2012)といった個展タイトルにあるように、村上が紡ぐ言葉は非常に詩的であり、それらの言葉を生み出す繊細な感性が神秘的な「線」を生みだし、作品からは神々しさをも感じさせます。
過去の個展では、インスタレーションの要素を含めた表現も見られ、彼女の感受性豊かな発想、視点から生まれる表現は、あくまで「線」でありつつも「線」を媒体に更にスケールの大きな作品へと転化され、その可能性は無限に広がりを見せようとしております。

本展は「音」をテーマに制作された作品の中からセレクトし、旧作、新作を交えた作品で構成されます。
形として成さない音を平面において具現化する行為は、音というものが身近な存在であるがゆえに、多くの人にとって興味を抱かせるテーマであります。音には「五線譜」という音を視覚化させる為のフォーマットがあり、「音」と「線」には深い関係性があるように思います。村上の作品を前に耳を澄まし、画面から聞こえる音に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。そこには必ず、村上の「線」によって表現された確かな「音」が奏でられているはずです。

本展をぜひ、ご高覧くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします。

gallery near 延近 謙


1-1.JPG

音の線
1095×788mm
紙に油彩
2010年

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Sound
P80 (1455x970mm)
キャンバスにアクリル
2012年

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すみえ
F30 (910x727mm)
キャンバスにアクリル・混ジェッソ・墨・朱墨
2012年

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音の線
A6 (105×148mm)
紙にペン
2010年

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Radio
A5 (148×210mm)
紙に鉛筆
2012年


■ ARTIST STATEMENT ■

ねむる前にラジオを聴く。誰もに向けられた音楽。
なぜか、個人の私に届く。
ほんとうは、みんなのことを考えている。
私と同じ、寂しさを抱えた、ひとりひとりのことを。
ラジオはだから、みんなに届く。
この絵は、だから、
この絵には、
宙をさまよってほしい。
私と同じように。あなたと同じように。
みんなの宙をさまよって、
だれかのこゆびか、あんてなに、
ひっかかってとれなくなってほしい。


■ PROFILE ■

村上 文子|Ayako Murakami

1988年生まれ。神戸市在住。
神戸市立六甲アイランド高校普通科(芸術学系美術デザインコース)卒業。
京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業。

【 主な個展 】

2008年「想いのかたち」展 (京都/GALLERYはねうさぎ)
2011年「村上文子個展」(京都/Papa Jon’s Cafe 新京極店)
2011年「村上文子個展」-つなぎとめたかった。つなぎとめてほしかった-(京都/ART FORUM JARFO)
2012年 -きれいなものに差す影のような人なの-(神戸/アトリエ2001)
2012年「雲と蝶なら信じてる」(大阪/不二画廊)
2012年「弦楽器になる」(神戸/ギャラリー1)

【 グループ展 】

2008年「恋人展」(京都/同時代ギャラリー)
2009年「出る杭、出っぱなし。」(京都/ギャラリーまほら)
2009年「JARFO EXHIBITION展」(京都/ART FORUM JARFO)
2009年「芸法展」(神戸/HDCビルギャラリースペース)
2009年「OPEN!!」(新長田/丸五市場)
2009年「CASOインディペンデント展」(大阪/海岸通ギャラリーCASO)
2009年「OP STUDIO」(京都市立芸術大学アトリエ棟4F制作室1・3) 
2009年「Younger Artist ♯9」(京都/ART FORUM JARFO)
2009年「美系第7回OB展」(神戸/三ノ宮サンパル市民ギャラリー)
2009年「GOOD ART展」(京都市美術館)
2010年「こんないろ」展(愛知県名古屋市/GALLERY INTORART) 
2010年「おとめなんかじゃない」(京都市立芸術大学アトリエ棟4F制作室)
2010年「Younger Artist 10th」(京都/ART FORUM JARFO)
2011年・2012年 3月・6月・9月・12月
    「三日間展」(京都 ART FORUM JARFO) 6回参加うちJARFO賞2回受賞
2012年「5人の平面性」 (大阪/不二画廊)

【 ライブペイント 】

2009年 元町商店街 ライブペイント
2009年 清荒神 ライブペイント
2012年 京都 ライブドローイング